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火災

【新聞記事】損保大手、火災保険の赤字2000億超

今朝の日経新聞朝刊でこのような記事が掲載されていました。

損保大手、火災保険の赤字2000億円超 台風なしでも

 

要点としては下記の通り

・損保大手4社の2021年3月期の火災保険の損益が2000億を超える赤字となる見通し

・台風が上陸しなかったのにも関わらず、この損益

・大規模災害の頻発で巨額の支払が多い

・再保険(保険会社自体が入る保険)の値上がり

・今後更に保険料が上がってしまう

 

あくまで個人的な見解になってしまいますが、そりゃそうなるでしょ・・・といった、別に驚きもない印象です。。

 

毎回のように「史上最大の」「何十年来の」と称されるような規模の自然災害が各地で頻発し、特に水害や台風など、広域で甚大な被害を及ぼす災害によって巨額な保険金の支払いが増えています。

 

また、意外と知られていないことでもあるのですが、「火災保険」といっても補償されるのは火災だけではないんです!

先に述べた台風や水害の他、落雷や、車などに突っ込まれたり、その他思いもよらないことで破損してしまったり・・・

とにかく、なにか建物や家財に損害があった場合には対象となる可能性があります。※もちろん、掛ける保険の内容によります

仮に1件の支払金額は少なくても、全国で支払い件数が増えれば多額の保険金となります。

 

保険は「相互扶助」なので、自動車も火災も他の保険もそうですが、自分が事故がなくても、全国で大規模な災害があったり、事故が多くなると保険金の支払いも増え、その結果、全体の保険料が値上がりしてしまう、ということになります。(毎年のように料率の改定があり、値上がりしてしまいます。。。とお客様にお伝えするのが本当に忍びないのですが・・・)

 

今後も自然災害の脅威は年々増していく可能性は十分にあります。

保険は災害や事故に遭ってしまった「後」の補償ですが、その「前」の対策(備蓄を用意しておく、建物を補強するなど)も大事だと私は思います。

 

いつ、何が起こるかは誰にもわかりません。

リスクを考えて、しっかり対策をしていきましょう!