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損害保険
【最悪】災害に便乗した悪質業者に気をつけて!
こんにちは!
先日、福島・宮城沖で地震が発災し、被害も相当でているそうです。お亡くなりになられた方々にお悔やみと、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。
一日も早く平穏な日常が戻ることを心よりお祈り申し上げます。
本日は4月1日、新年度が始まりましたね。この時期は年度末から新年度への移行や、人事異動などでなにかと気忙しく、季節の変わり目でもあるので体調も崩しやすい時期かと思います。体調には十分お気をつけください!
さて今回は、住宅修理に関して保険金を利用した悪質業者が未だにあとを絶ちません、という注意喚起のお知らせです。
遡れば2010年以前からも今回お知らせするような悪質業者は存在していましたが、年々その数が増え、手口も巧妙化しています。
火災保険は、「火災」という名前はついていますが、実は補償範囲がとても広い保険です。
火災はもちろん、落雷や台風による損害、洪水や土砂崩れなどによる損害、車が突っ込んできた、などなど、
とにかく「なにか損害があったらとりあえず火災保険が使えるか確認してみた方がいい」というレベルで補償の幅が広いです。
※保険の種類や内容によって異なります
そんな良い保険である火災保険を悪用して、また、お客さまを利用して自分たちの儲けにしようとする業者がいます。
(一社)日本損害保険協会のホームページにもこんな注意喚起がありました。
◆悪質業者はこんな言葉を言ってきます
・「屋根が壊れています。保険を使えば自己負担なく直せますよ。」
・「被害確認や、保険金の請求、修理なども、こちらで全部やります。」
・「損害を確認してみたら色んなところが破損しているので、保険で一緒に直しましょう。」
火災保険は補償範囲の広い保険ではありますが、「なんでも」でるわけではありません。
経年劣化による摩耗や雨もりなどは対象とならなかったり、保険の内容によってはそもそも補償の対象外だったり、「保険使えます!」という言葉を安易に受け止めてしまうのは危険です。
仮に保険金がおりたとしても、異常に高い手数料(30%~40%が多い)を業者がとったり、しっかりした修理もしないのに異常に高い金額を請求してきたりします。
保険金を請求する際、保険会社や代理店は手数料をとったりしません。なぜなら既に保険をかけていただくときに保険料としてお預かりしているからです。
そもそも、保険料として既に払っているのに、保険金を受け取るときにも手数料を払わなければならないのはおかしいですよね?
■このような業者への対策
・知らない業者が訪問してきたり、電話がかかってきたときなどは、まず疑う
・契約や修理をしてしまう前に内容をよく確認する(してしまった後では違約金を払うことになったり、自費で払うことになってしまう可能性があります)
・保険の内容や保険金の請求についてはまず代理店もしくは保険会社に問い合わせをする
・悪質業者とトラブルになってしまった場合は、消費生活センターなどに相談する
このような業者は災害に乗じて活動する傾向が強く、十分注意が必要です。
お気をつけください!